ベビーフェデラーと呼ばれて、かつてはシャラポワと交際していることでも有名であった、ブルガリアのグリゴール・ディミトロフ選手。
そして日本のエース錦織圭選手とも仲が良いようでよく一緒に練習をしているようです。
コーチも以前は長年錦織のコーチをしていたダンテ・ボッティーニさんというつながりもあるようです。
選手としての実績は2017年は特に輝かしいシーズンになり、世界ランキング3位、マスターズ1000ウエスタン・アンド・サザン(シンシナティ大会)でデルポトロなどに勝ち優勝。そしてツアーファイナルにも出場して全勝優勝。
それ以降も好不調の波はあるも2019年の全米オープンはベスト4に入るなど一定の成績を残しツアーでもTOP選手の一人です。
この記事ではそんなディミトロフの使うラケット・ガット・テニスシューズをまとめたので簡単に解説します。
少しでもご参考になれば幸いです。
目次
グリゴール・ディミトロフが使うラケット
グリゴール・ディミトロフの使用ラケットの市販品モデルはずばり「Wilson Pro Staff 97 V13」です。
ちなみに同じモデルだとバウティスタ・アグートも使用していますね。
それではスペックを見ていきましょう。
モデルラケット名 | Wilson Pro Staff 97 V13 |
発売日 | 2020年 |
重量(ガットなし) | 315g |
バランス | 310mm |
インチ | 27インチ |
面の大きさ | 97平方インチ |
フレームの厚さ | 21.5mm |
ストリングパターン | 16×19 |
Wilson Pro Staff 97 V13を使った私の感想
このサイトの記事を書いている、私自身もWilson Pro Staff 97 V13は試打をしました。
感想としてはフェデラーモデルの340gよりも軽く中上級~上級の男性をターゲットに幅広く使える印象です。
ボールも意外と飛びやすく、振り抜きも良いです。真ん中でとらえたボールは打っていてとても気持ち良かったです。
フラット系のボールを打つ人に向いているとも思いました。
またバランスポイントも平均の320㎜よりも10㎜短い「トップライト」に分類さるのでボレーもやりやすかったです。
初級 | 中級 | 上級 | |
男性 | × | △~〇 | ◎ |
女性 | × | × | 〇 |
グリゴール・ディミトロフが使うガット
グリゴール・ディミトロフが使っているガットは今流行のハイブリット仕様で縦ガットと横ガットが異なります。
縦ガットと横ガットに分けてみていきましょう。
縦ガット
縦ガットには「ルキシロン 4G 1.25mm」を使用しているようです。
私もこのガットは使いましたが、ルキシロン4Gはポリエステルガットの中ではガットが緩みにくい事が特徴の一つです。
打球感は少しかたいイメージですのである程度スイング出来る中上級以上の男性方向けかと思います。
もちろん男子高校生や大学生にもおすすめです。
競技者志向以外の女性や中級者以下の男性は、もう少し柔らかいナイロンガットの方が使いやすいことが予想されます。
横ガット
横ガットには「ウィルソン ナチュラルガット 1.25mm」を使用しているようです。
こちらのガットは他の記事でも書いた事がありますが、ナチュラルガットで打球感などは本当に最高の一言です。
お金に余裕があるか、ガットを滅多に切らない人なら、初級~上級まで多くの人に一度は試してほしいガットです。
しかしとにかくお金が高いので男子学生はガンガン振ってすぐ切ると断言できます。
お金に限りもあると思いうので、特に学生さんは購入時はよーく考えてくださいね。
グリゴール・ディミトロフの履くテニスシューズ
グリゴール・ディミトロフ選手は、長年NIKEと契約していることから「Nike Air Zoom Vapor Pro」をメインに履いています。
テニスシューズは大会によりサーフェスが異なるのでこれっ!!と示しにくいので参考程度にしてください。
またこのテニスシューズは記事を書いている、私も履いている靴ですが、滅茶苦茶良いの一言で個人的にはおススメの一足です!(余談ですが、私の足に合わないメーカーは他の記事に書いてあるので探してください・・・)
NIKEのテニスシューズはオムニクレー用があまりないので、オールコート用でオムニやカーペットでもやりますが、滑ることもなく、とにかく履きやすいです。
私自身は20年間テニスしていて色んなメーカーのテニスシューズを履きましたが、NIKEは他のメーカーより頑丈というかボロボロになりにくいです。
靴に関しては初心者~上級の方までどなたでも使えるので皆さんも是非一度お試しください!
まとめ
ラケット:Wilson Pro Staff 97 V13
ガット:縦ガット「ルキシロン 4G 1.25mm」横ガット「ウィルソン ナチュラルガット 1.25mm」
シューズ:Nike Air Zoom Vapor Pro
これでディミトロフ選手と同じモデルになります。
最後に余談で錦織選手との対戦成績を載せておきます。
余談:グリゴール・ディミトロフVS錦織圭の直接対戦
2人はこれまで6回対戦しており、錦織5-1グリゴール・ディミトロフで4勝錦織選手のリードです。
2013年:上海(1000・ハード) 錦織圭 63 64
2014年:マイアミ(1000・ハード)錦織圭 76 75
2016年:カナダ(1000・ハード)錦織圭 63 36 62
2017年:ブリスベン(250・ハード) ディミトロフ 62 26 63
2018年:ローマ(1000・クレー)錦織圭 67 75 64
2019年:ブリスベン(250・ハード)錦織圭 75 75
良くマスターズ1000で対戦しており、錦織選手から見てかなり相性の良い相手であることがわかります。
ちなみに唯一の敗戦である、2017年のブリスベンは決勝であったため、タイトルを取られてしまったのは錦織選手からみたらATP250でも悔しいでしょう。
2019年を最後に3年近い対戦がありません。また2人の対戦がみられる日を楽しみにしたいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。