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マリン・チリッチのラケット・ガット・テニスシューズを解説

チリッチ ラケット ガット シューズ

r錦織圭選手と2014年の全米オープン決勝で対戦して錦織に勝利してグランドスラム初優勝を飾ったクロアチアのマリン・チリッチ。

その他にもマスターズ1000のシンシナティも優勝。全豪オープン、全英オープンは準優勝と実績十分です。

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メディアでも錦織圭選手の永遠のライバル、宿敵などと表現されておりチリッチ選手は日本人になじみ深いのではないでしょうか?

この記事ではそんなチリッチが使うラケット・ガット・テニスシューズをまとめてみたので少しでもご参考になれば幸いです。

チリッチが使うラケット

チリッチが使う市販モデルのラケットは「HEAD Prestige Pro 2021」というモデルです。

ちなみに以前は「HEAD Graphene 360+ Prestige Midplus」という赤色のモデルを使用していました。

それではスペックを見ていきます。

ラケット名HEAD Prestige Pro 2021
発売日2021年
重量(ガットなし)320g
バランス310mm
インチ27インチ
面の大きさ98平方インチ
フレームの厚さ20mm
ストリングパターン18×20

プレステージシリーズは昔からあるシリーズで人気があり、2021年にブレイクして好調なロシアのカラテェフ選手など多くの選手が使用しています。

HEAD Prestige Pro 2021の使用感想

プレステージは私も使ったことがありますが、重くラケットも薄いかつ18×20であるため、反発は控えめでありコントロールがしやすいラケットです。

フレームが薄いので振り抜きやすいですが、ある程度しっかり振りぬける人でないと使いこなせない印象です。

よって上級者向けのラケットといえます。

女性や中級未満の方はもっと軽いラケットやフレームが厚いラケットがあるので、そちらを検討しても良いと思います。

初級中級上級
男性×
女性××

チリッチが使うガット

の使用しているストリングは縦ガットと横ガットが異なる、今流行のハイブリット仕様です。

縦ガットと横ガットに分けてみていきましょう。

縦ガット

縦ガットには「Babolat VS タッチ 130」を使用しています。

このガットは以前から何度も記載しているようにナチュラルガットで値段が高いですが、お金に余裕があるなら初心者~上級者まで誰にでもお勧めしたい最高のガットです。

何が良いって打球感からすいつきまで素晴らしいの一言なんです。

ただし耐久性はなく切れやすいので、ガンガン振る男子学生や競技者志向の人はお財布と相談されることをおススメします。

横ガット

横ガットには「ルキシロン アルパワー125」を使用しているようです。

ルキシロンのアルパワーは多くの選手が長年にわたり使用している人気のあるポリエステルガットです。

アルミが入っているからアルパワーと呼ばれています。打球感もそこまで固くもなくスピンもかけやすいガットです。

このガットを使うなら中級以上の男性や競技者志向の女性向けのガットになるでしょう。

チリッチが履くテニスシューズ

チリッチ選手が現在使用しているのは「HEAD SPRINT PRO」シリーズです。
テニスシューズは大会によりサーフェスが異なるのでこれっ!!と示しにくいので参考程度にしてください。

2019年まではFILAのテニスシューズを使用していましたが、2020年シーズンからHEADに変更しています。

ちなみに私自身はFILAもHEADもテニスシューズは購入したことがないので、こちらの商品については感想を述べることはできませんが、興味のある方は購入してみてはどうでしょうか?

まとめ

ラケット:HEAD Prestige Pro 2021

ガット:縦ガット「Babolat VS タッチ 130」横ガット「ルキシロン アルパワー125

テニスシューズ:HEAD SPRINT PRO

以上。これでチリッチ選手と同じにモデルになります。

ご参考になれば幸いです。

最後に余談で錦織選手との対戦成績を載せておきます。

「余談」チリッチVS錦織圭選手の対戦成績

2人は15回対戦しており錦織9‐6チリッチと錦織選手が3勝リードしており、勝率は60%という状態です。

過去の対戦

2018年:全米オープン(グランドスラム・ハード) 錦織 26 64 76 46 64
2018年:モンテカルロ(マスターズ・クレー) 錦織 64 67 63
2016年:ロンドン(ツアーファイナル・ハード) チリッチ 36 62 63
2016年:バーゼル(ATP500・ハード) チリッチ 61 76(5)
2016年:ウィンブルドン(グランドスラム・グラス) チリッチ 61 51 RET
2015年:ワシントン(ATP500・ハード) 錦織 36 61 64
2015年:東京(ATP500・ハード) 錦織 36 75 63
2014年:全米オープン(グランドスラム決勝・ハード) チリッチ 63 63 63
2014年:バルセロナ(ATP500・クレー) 錦織 61 63
2014年:ブリスベン(ATP250・ハード) 錦織 64 57 62
2013年:メンフィス(ATP250・ハード) 錦織 64 62
2012年:全米オープン(グランドスラム・ハード) チリッチ 63 64 67(3) 63
2011年:チェンナイ(ATP250・ハード) 錦織 46 76 62
2010年:全米オープン(グランドスラム・ハード) 錦織 57 76 36 76 61
2008年:インディアンウェルズ(マスターズ・ハード) チリッチ 62 64

勝ち越しているといえ、太字にしましたが、キャリア最大の晴れ舞台の全米オープン決勝でチリッチに負けているので当然悔いはあるでしょう。

記事を書いている2022年現在、錦織選手のケガやコロナで4年近く対戦がありませんが、また2人が激突するのを楽しみにしていましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。