硬式テニスを始めたけれど、ガットの種類が多すぎて、そもそも「ナイロンガットとポリエステルガットってどこがどう違うの?」というよう疑問を初心者や始めて間もないうちは思うと思います。
そこでこの記事では、ナイロンガットとポリガットの性能の違いを解説していきたいと思います。
少しでもご参考になれば幸いです。
まずはナイロンガットから解説していきます。
目次
ナイロンガット内でも種類が分かれる
ややこしいですが、ナイロンガットでも分別されます。
「えーーー」「ややこしい」と思う方もいると思いますがざっくり2種類に分かれるだけです。簡単なのでご安心ください。
1つずつ名前を挙げていきましょう。
モノフィラメントガット
ナイロンモノフィラメントは太い芯糸の周りに細い芯糸を巻き付けた構造となります。
以前も紹介したミクロスーパーがこれにあたります。
パッケージのように1本の太い芯に細い物が取り巻いているような構造が特徴です。
ナイロンモノは良く飛びます。たわみが少なく感じ、シャープな打球感です。
次にマルチフィラメントガットを見てみましょう。
マルチフィラメントガット
マルチフィラメントガットは1本の細い糸が束になったガットです。
以前紹介したガットであればバボラのエクセルがこれにあたります。
ナイロンマルチは、打球感がとにかく柔らかいです。
反発性はそこまではありませんがよくたわむので、たわみ戻りで良く飛ぶという方もいますし、テンションが低めでスイングが速く、薄い当たりで回転をかけるような方にとっては全然飛ばないガットとなります。
午前中テニス。腕に少し痛みがあったので、いつものポリのストリングのラケットから、ナイロンガットのラケットに変更した。ナイロンガットの打感は柔らかい、そして、スイートスポットを外しても、打球が短くならず飛んでくれるので、しばらくまたナイロンガットで行こうと思う。
— kouji (@satinouen) February 8, 2022
次にポリエステルガットを見ていきましょう。
ポリエステルガット
ポリエステルガットは名前通り、ポリエステル素材で作られたガットです。
簡単に書くとナイロンより素材が固くなるので打球感はかたいガットになります。
断面図は画像のプロハリケーンのように1本のシンのような感じなことが多いです。
そして一般的にはたわみが少なく飛ばない素材ですが、ボールを潰す感覚でスイングスピードが速い人にとってはパワーロスが少なく、一番反発しやすい事もあります。
ナイロンモノ、ナイロンマルチ、ポリエステルの性能一覧表
もう少しわかりやすくするために一覧表にしてみました。
ガットにより打球感や性能は勿論異なりますが、ざっくりこんな感じと思ってください。
◎、〇、△、×の4段階で評価しています。
ナイロンモノ | ナイロンマルチ | ポリエステル | |
打球感(かたさ) | 〇 | ◎ | ×~△ |
飛び(反発) | 〇 | △~〇 | ◎ |
耐久性 | ×~△ | × | ◎ |
たわみ | 〇 | ◎ | △ |
スピンのかけやすさ | 〇 | △~〇 | ◎ |
番外編として女性やシニア層はナイロンガットの方が肘や肩に優しいので個人的にはナイロンガットをおすすめします。
逆に男子学生など元気やパワーがある世代はポリエステルガットの方が耐久性もあるでおススメ出来ます。
まとめ
ガットで迷っている方は何を重要視しているか一覧表でみて、まず試してみてください。違うかなと思えば、他のガットも試すなどしていくといつか使いやすい物に巡り合えるはずです。
トアルソンアスタリスタ。
初めて張りました。
ストロークでは反発がよく、力強いボールが飛んでいると思います。
ボレーも、打ちやすいですね。
速いボールでも、抑えやすいです。
最近、ポリがしんどくなってきたので、色々なナイロンガットを使ってみたいです。#トアルソン#アスタリスタ pic.twitter.com/tE5pxneAIr— プレゾー (@prezo_tennis) July 28, 2020
以上。
最後まで読んでいただきありがとうございました。