2月24日にロシアがウクライナに攻撃して戦争が始まって1週間以上が経過しました。
テニス界ではロシアとベルラーシの選手は国旗を消すように言われており世界ランキング1位となったロシアのメドベージェフも国旗を消してロシア国内では騒ぎになっているようです。
また女子ではウクライナ人のスビトリーナがロシア、ベルラーシの選手とは試合をしたくないと発信するなど大きな話題となっています。
この記事ではロシア、ウクライナのテニス選手が出した声明をまとめてみました。
ではまずロシア人から見ていきましょう。
目次
戦争におけるロシア人選手の声明
まずは世界ランク1位のメドベージェフから見ていきましょう。
メドベージェフ
優勝は出来ませんでしたが、ATPツアー500のメキシコ大会での試合後、ウクライナ情勢に言及しています。
内容は「望むのは平和だけ」「今この瞬間、テニスはそれほど重要ではない」「テニス選手であることで世界に平和を広めたい」などと述べています。
またインスタグラムのプロフィールからロシアの国旗を消去するなど戦争反対も表明しています。
続いては3月7日現在世界6位のアンドレイ・ルブレフの声明です。
ルブレフ
ルブレフはドバイでの準決勝後に「NO WAR PLEASE(お願いだから戦争はやめて)」とカメラレンズに書いた事が大きな話題になり、早い時期より戦争は反対と表明して声を上げた選手でした。
また「こういう時、自分の試合は重要ではないことを実感する」「世界が平和であること、何があっても互いを尊重し団結することがいかに重要かに気付く。地球とお互いを大切にする必要がある。それが最も重要なことだ」とも発言しています。
動画やまとめは以下の記事にありますので良かったらご覧ください。
ポタポワ
ポタポワはまだ20歳で2022年3月現在では世界115位と超TOP選手ではないので、メドベージェフ、ルブレフと比べると実績や知名度は低いですが、後に記述するウクライナのスビトリーナと対戦することになり声明を出していたので載せておきます。
「現状下ではプロのアスリートたちは捕虜になっているも同然」と表明。
またTwitterに苦しい胸の内を吐露しています。
「子どもの頃から大会や国籍、対戦相手に関係なくテニスをプレーすることを夢みてきた。政治に関わる人にはわかってもらえないかもしれないけど、私にとっては対戦相手がどこの国の選手であるかは関係ない。私はただ勝利のため、自分のベストを尽くすため、結果を残すために戦っている」とも記載しています。
勇気ある発信に、拍手。「ポタポワ選手は『戦争には反対。子どもたちは夢を持ち続けるべき』とロシアの軍事侵攻を非難する内容の投稿を行っています」。「テニス・ウクライナ選手に対戦拒否されたロシア選手が反応『戦争には反対』」#ロシアは侵略を止めよ https://t.co/FvrR7TCGoU
— 吉岡正史 (@masafumi_yoshi) March 3, 2022
モンテレイ初戦のポタポワ戦を拒絶してたスビトリナ🇺🇦だがWTA・ATPの「ロシアとベラルーシの選手は国名や国旗の下での競技を禁ずる」との共同声明を受けて対戦を決断し見事ストレート勝ち
二十歳のポタポワも辛かったろうが相手の顔を見て言葉をかけたスビトリナのスポーツマンシップも素晴らしいぞい pic.twitter.com/aabIsbgd07— タカノハ名人 (@boil_okiami) March 2, 2022
戦争におけるウクライナ人選手の声明
TOP10常連の女子選手スビトリーナから見ていきましょう。
スビトリーナ
「ウクライナ選手は、ATP、WTA、ITFに対し、ロシアとベラルーシの選手は国旗等を表記せず中立的な立場での出場を求める」と声を大きくして意思を表明しています。
モントレー大会初戦でロシアのポタポバと対戦予定でしたが棄権を表明しました。しかしその後テニス協会は動き、スビトリーナは試合をして見事に勝利しています。
✊🏼🇺🇦 #Ukraine #Україна #StandWithUkriane pic.twitter.com/1LT4WjrYI9
— Elina Monfils (@ElinaSvitolina) February 28, 2022
マルタ・コスチュクとレシヤ・ツレンコ
スビトリーナの他にも2人の女子選手がロシアのウクライナ侵攻に対するWTAからの反応がないことで「多大なる驚きと不満を感じている」とも声明を出しています。
セルゲイ・スタコフスキ
なんんとこちらの男子選手はすでに予備軍として国を守ると軍隊に加わっています。
どうか無事で😰@AndreyRublev97 #NoWar
早く戦争おえて… https://t.co/z38C24odQu— 超テニス速報🎾【貴方の投稿バズらせましょう】 (@tennis_sokuhou) March 6, 2022
ちなみにキャリアハイは世界31位でフェデラーに勝ったこともある強者です。
ラケットではなく銃を持つとも発言しています。
また「正気の沙汰じゃない」と怒りを込めて発言しており、ロシア勢を含むテニス界からの多大なサポートを感じているといい、「誰ひとりとして戦争を望んでいないし、(ウラジーミル・)プーチン大統領を支持していないだろう」とも発言しています。
まとめ
・今のところウクライナ、ロシアのテニス選手で戦争に賛成している選手はだれもいない
・セルビアのサッカーチーム(レッドスター)ではロシアを支持するチームもあるよう
とにかく早く戦争が終わり平和になることを願いたいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。