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ズべレフが使うラケット・グリップ・ガット・シューズを分析

東京オリンピックではジョコビッチのゴールデンスラムを阻止して金メダルを獲得するなど3セットマッチには滅法強く、マスターズ1000やツアーファイナルのタイトルも獲得しているドイツの若手アレクサンダー・ズべレフ(サーシャ)。

しかし時折プレーが乱れることもあり、5セットマッチにはやや弱く、4大大会のタイトルはまだありません(全豪ベスト4、全仏ベスト4、全英ベスト16、全米準優勝)が、最近は以前はよく見た突然ダブルフォルトを連発することもなくなり、3セットマッチは元から強く、既にマスターズ1000は5勝、ツアーファイナルは2勝していることから、世界1位も視界に捉えています。

何より年齢もまだ20代中盤と将来性があり今後に期待がかかる選手です。

この記事ではズべレフが使うラケット、ガット、グリップ、テニスシューズをまとめていきます。

ズべレフが使うラケット

ズべレフが現在使用している市販で売られているモデルラケットは、Head Graphene 360 Gravity Pro(ヘッド グラフィン360 グラビティ プロ)というモデルです。※以前はジョコビッチと同じスピードでした 

スペックまとめてみました。

ラケット名Head Graphene 360 Gravity Pro
発売日2021年3月
重量(ガットなし)310g
バランス315mm
インチ27インチ
面の大きさ100平方インチ
フレームの厚さ20mm
ストリングパターン18×20
フレックス値RA61

Head Graphene 360 Gravity Proを使った感想

このサイトの記事を書いている私自身も試打しました。感想としてはフレームが薄くて振り抜きやすい感じでした。またボールはそこまで飛ぶわけではないので、男性でしっかり振りぬける人にお勧めできる1本です。レベルで言ったら中上級者向けです。

女性、初級~中級者はMPとツアーというのがあるのでこちらのほうが軽量で使いやすいです。

MPは少し軽くなりストリングパターンも16×20なので飛びすぎないでコントロールもしやすいラケットでした。

ではここからは雑学としてズべレフが本当に使っているラケット(プロストック)を買えないのは承知で見ていきましょう。

ズべレフがリアルに使うラケットのスペック

ジョコビッチモデルと噂れるスペックは以下の通りです。

重量343g(ガット込み)
バランス330mm
インチ27インチ
面の大きさ100平方インチ
フレームの厚さ21mm
ストリングパターン18×20
フレックス値RA64

スペックを見ていくと、当たり前ですが一般に販売されているラケットよりも取り扱うのが難しそうなスペックですね。

しかし面白い記事を見つけたので載せておきますが、ズべレフのラケットは我々一般人でも手にするチャンスがあるようですよ。

ズべレフがリアルに使うラケットは手に入る?

Yes, you can; Zverev’s racquet is identical to the Head Gravity Pro that is readily available online and at your local tennis store if you’re lucky enough to have one.

The frame’s specs are below, and while slightly lighter than Zverev’s match racquet, with some light customisation work, you will be able to match his exact specification.

和訳:ズべレフのラケットはHead Gravity Proと同一で、運が良ければオンラインショップや地元のテニスショップで手に入れることができます。
フレームのスペックは以下の通りで、ズべレフのマッチラケットより少し軽量ですが、簡単なカスタマイズでズべレフのスペックに合わせることができます。

引用:perfect tennis

興味深く面白いですね。

引用通りなら市販のGravity Proに重りをつけるなどして近づける事はできますね。興味のある方は完全には無理でも試してみるのもありですね。

次にグリップを見ていきます。

ズべレフが使用するグリップ

ジグリとオーバーグリップに分けてみていきます。

元グリップ(ジグリ)

HEAD HydroSorb Proを使っています。(市販品と同じ)

 

オーバーグリップ(上巻グリップ)

HEAD Prestige Proを使っています。こちらも市販品と同じものです。

 

グリップに関しては標準装備からレザーに変える選手もいますがズべレフはそのままなようです。

ズべレフが使用するガット

ズべレフはハイブリット仕様で縦糸と横糸が異なるガットを使っています。

2000年以降流行っている王道に近い組み合わせな印象です。

縦ガット

HEAD HAWK TOUCH125

これは市販されているので我々でも購入することが可能です。この記事を書いている私も使用しましたが普通のポリガットって感じでした。癖もなく迷ったら使ってみるのも良いと感じたガットでした。

ちなみにポンドは55前後なようです(気候により変動)

横ガット

Babolat VS Touch 130

なんとこれは意外かもしれませんが、横ガットのみ契約しているHEADではなくBabolatのナチュラルガットを使用しているようです。ポンドは55前後(気候により変動)

ちなみにこちらのガットも市販されているので使ったことはありますが、とにかく吸い付きが良い印象で打球感も最高の一言でした!!

少しお金に余裕があるなら男女・レベル問わずお勧めできるガットです。

ズべレフの履いているテニスシューズ

ズべレフが履いているのでは、adidas adizero Ubersonicというものになります。

テニスシューズに関してはラケットやガットと違い、サーフェスも違ってくることもあり試合ごとにコロコロ変わるのでこれ!っていうのを上げにくいのですが、adidasと契約しているのでadizero Ubersonicの靴を履いています。

私もadidasのテニスシューズは履いていましたが、幅が少しまいのか、私の足にはあまりあわないような感じでした。それでも物は悪くないのかなぁと思いましたよ。

シューズに関してはメーカーによりサイズや幅も違うので、いろいろ試して履きやすいメーカーをチョイスすると良いと思います。

ちなみに私はナイキが最近だと一番好きです。アシックスなども良かったですが。

靴に関しては初心者~上級までレベルはあまり関係ないので履きやすいものを選ぶことが大切です。

まとめ

ラケット:Head Graphene 360 Gravity Pro

グリップ:HEAD HydroSorb Pro  HEAD Prestige Pro

ガット:HEAD HAWK TOUCH125  Babolat VS Touch 130

シューズ:adidas adizero Ubersonic

最後まで読んでいただきありがとうございました。